投資コラム 優待 



毎年書いていると思いますが、
優待のタダ取りについて、知らない方もいらっしゃいますので、
また今年も書いていきます。

本日は9月の権利付き落ち日。
昨日まで株式保有していたら株主優待を行っている企業から
優待を得る権利を今日、もらえます。


優待はタダで、取ることが出来ます。
この「タダ」とは、優待をとった権利付き最終売買日が過ぎると今日のように
その企業は優待を取り終わった瞬間、翌日下がるため、その優待下げリスクをなくす、手法です。

※権利付き最終日に向けて高くなっている株価で購入し、
翌営業日の下落して安くなっている株価で売却をしてしまうケースがありますので
これをなくすということ。





一般的に、雑誌等でも「タダ取り」と呼ばれている手法。


優待を取ることが出来る流れは


1. 「権利付き最終日」に株を保有しておく※当日に購入しても可
2. 株主名簿に記載される
3. 数ヶ月後に株主優待が送られてくる※一般的には約2~3ヶ月後



です。

株主優待を得られたのは良いですが、
売買の差額で損失を出しているケースがあります。
株主優待をもらっても、優待の価値以上に損失を出しては意味がありません。



株主優待のタダ取りでは、

1. 「現物取引」 の 「買い注文」
2. 「信用取引」 の 「信用売り(空売り)」


上記を同時に注文してクロス取引(つなぎ売り)を行います。
つまり、我々OPトレーダーが分かりやすくいうと両建て。ですね。




権利付き最終日までに、(当日でもOK)

A銘柄 「100株」を「2,000円」で「現物取引の買い注文」
A銘柄 「100株」を「2,000円」で「信用取引の売り注文(空売り)」


権利落ち日、つまり今日、

現物買いしたA銘柄を「現渡し(品渡)」して信用取引の売りを決済する


権利落ち日に株価が下落しますと、
「現物株では損失」が出ますが「信用売りでは利益」が出ているので 実質的に損失がなくなります。


これが「株主優待のタダ取り」の手法。


しかし、ここからがあまり知られておりません。


「制度信用取引」を利用している場合、信用売りをしている銘柄が株不足になると、
追加のレンタル料金(逆日歩)が発生する場合があります。
信用売りが多くなる銘柄(優待銘柄)ほど逆日歩は高額になりやすく、結果 思わぬ手数料が発生してしまう場合があります。


こちらの逆日歩が、優待タダ取りを狙う「クロス取引」において最大のリスク要因となります。


下記、逆日歩により株主優待のタダ取りが失敗した例です。


5,000株保有で3,000円相当の「そば素麺セット」が頂ける とある企業。

制度信用取引にて5,000株を信用売り(クロス取引)
株不足で逆日歩発生: 3日分で18円の逆日歩
18円 × 5,000株 = 90,000円の支払い
3,000円相当 - 90,000円 = 約87,000円の損失!



ここまで説明すると、不安になるかと思いますが、

逆日歩(品貸料)は 「一般信用取引」では発生しません!

つまり、一般信用取引で信用売りを出来る証券会社で
クロス取引(つなぎ売り)を行えば、最大のリスク要因である逆日歩の心配はなくなります。


これが優待のタダ取りの手法。
よく旅行に行かれる方はANAやJALなどの優待を毎年、とっています。











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