VIX指数、VIX指数と言っても
投資初心者には何がなんだか分からない。
VIX指数について軽く触れていきましょう。
恐怖指数(VIX)のポイントは二つ。
ボラティリティ(変動幅)
S&P500(米国の重要指標)
あまり深く考えずにざっくりでいいです。
まず ボラティリティです。
ボラティリティとは価格の変動の大きさを示す指標です。
ボラティリティは株価が大きく動けば動くほど、大きくなり
例えば先週から今週のように指数の動きが小さくなればボラティリティも小さくなります。
その変動が小さくなればVIX指数は低下し、
変動が大きくなればVIX指数は上昇します。
そして変動幅が大きくなる事は一つだけ。
そう。下落です。
上昇スピードは下落スピードの半分。
下落は上昇の二倍以上のスピードで行われます。
投げ売りというのは恐ろしいもので、積みあげたきたものを一瞬で壊すことが出来ます。

S&P500とは、米国の代表的な500の大企業から算出されているETF(指数)で
日経平均でいうとTOPIXです。
そのS&P500が下落すると、日本は無傷では済みません。
必ずといっていいほど、下落します。
そしてVIX指数の特徴しては
VIX指数の上昇はずっとは続きません。
恐怖はずっとは続かないもの。
VIXは比較的短期間で、「100%」元の水準に戻ります。
これから心理戦について記述していきますが
株式市場というものは、人間の感情や思惑が反映されたものです。
日本のことわざに面白いものがあります。
「喉元過ぎれば暑さ忘れる」という諺。
慣れるんです。投資家も。
恐怖に慣れてしまい、必ず、平穏に戻るのです。
ただ私が考える
VIX指数とは、上昇すれば強気に転じ、下落すれば弱気に転じるものだと思います。
あれ?投資の教科書と言ってることが違う。。
VIX指数が上昇するとマーケットが下落。
VIX指数が下落するとマーケットが上昇。
恐らく、ネットで検索してもこんな解釈をしているHPが多いかと思います。
ただ私はその説に同意しながらも
それだと収益に繋がらないので
「一歩先に進んだ」VIX指数の考え方を提案していきたいと思います。
そうなんです。
私の解釈では、VIX指数の急上昇は確かにマーケットの下落をかなり誘引しますが
VIX指数の高値こそ、市場の安値であり、
VIX指数の安値こそ、市場の高値である。という見方をしています。
以下のチャートをご覧下さい。
VIX指数の急上昇は下落のスピードをつける加速度装置であることは確かにそうですし
私も急上昇にはかなり身構え、収益のポイントだと思いますが
チャートを上下に貼り付けると

こんな形で、市場の高値安値はVIXの安値高値とピッタリ一致致します。
VIX指数が下落してから株に対して強気になるのではなく、
VIX指数が上昇してきてピークをつける時に株に対して強気になる。
反対にVIX指数が上昇してから株に弱気になるのではなく、
VIX指数が下落してきて目先の底値に達したら株に対して弱気になる。
つまり人と違う、異なる考え方をちょっとでもすることで、
一歩先に進んだ投資家へなれます。
人の心理を表すVIX指数。
心理戦は逆をつけ。といいます。
VIX指数が上昇しだしたら、底を当てる買いを狙う事を私は一歩進んだ投資家には推奨したいです。そしてそれが出来るのはVIX指数の下落で
そろそろ急落が来るかも。という見構えと、売りポジション、メンタルが必須。
これも、一歩先に進んだ投資シナリオとも言えます。VIXの下落によって、市場が総楽観になった時、
人と反対の事を考える。そうすると、人の心理と逆をつくことになりますので
急落しても、そら、思い知ったか。という高みの見物が出来ながら
下げを収益に出来る余裕があり、人が損切りしたところで、「ドテン買い」を行う事が出来ます。市場参加者よりも一歩進むだけで、トレードの収益がガラっと変わることが出来る。
それをOP100コースで身に着けましょう。
私は30種以上の指標と毎朝と毎晩の日課としてもう16年も繰り返しています。
皆さんがお仕事や用事をしている時、私が代わりに見張っています。
それがお仕事であるからです。
人は忘れるもの。
どれだけ警戒しても市場が総楽観になった時、ついつい総楽観になってしまいます。
市場が要警戒状態になった時、マスコミで急落という言葉が躍り出た時、悲観的になってしまいます。
そのために、私がいます。
VIX指数は今年の最安値水準まで戻ってきています。
アメリカのマーケットは総強気水準までボラティリティが示しています。
また、日経VIという日本版VIX指数も総強気とはいいませんが、強気水準まで戻ってきています。